受験生に贈る ココロの習慣、コトバの習慣 (2)
from:竹田慶
「受験生に贈る ココロの習慣、コトバの習慣」
をお届けしています。
『飛躍的に成長する人は…』
●飛躍的に成長する人は、自分を大切にする人である。
自分を大切にする人は、言葉の使い方が上手だ。
受験勉強を始めた高校2年生。
始めるときに言った言葉。
「せっかく受験勉強をするんだから、意味のある学習をしたい」
ただ単に、入試の点数を取るためだけの単純暗記や、知識の詰め込みではなく、
その後も役立つようにその知識について深く考えたり、
本質を学んだりしたいとのこと。
その子は「せっかく」という言葉を上手に使っていた。
「せっかく今日この問題を理解できたのだから、忘れないように明日もう一度復習します」
「せっかく勉強したのに効果がなかった、というのが一番イヤ。
意味がないのは嫌だし、“のに”がつくと愚痴になるから」
○「せっかく~したのだから、…します」
×「せっかく~したのに、…(悪いこと)だった」
なるほど、自分を大切にする言葉の使い方だ。
その子は意味のある学習を続け、現役で第一志望の難関大に合格した。
●飛躍的に成長する人は、自分を大切にする人である。
自分を大切にする人は、感謝の気持ちを忘れない。
最難関の私立高校に通っている高校1年生。
学校の課題が多い中、部活に行事に勤しみ、
その上、塾にまで通っているという。
もちろん、塾の課題も全てこなしている。
「よくそんなに頑張れるね」と聞くと、
「好きなことをやらせてもらっていますから」と。
「自分が選んだ学校に行かせてもらって、好きな部活もやらせてもらって、
塾にだって、自分のために必要だから行かせてもらっているんです。
両親には感謝しています」
自分を大切にし、自分が大切にされていると思うからこそ、
感謝の気持ちが生まれる。
そして、「ありがたい」という感謝の気持ちは、
前に進む原動力になる。
成長の糧となる。
彼の将来が楽しみだ。
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