プレッシャーとの上手な付き合い方
テスト前になるとプレッシャーがかかります。テスト本番になれば、更にプレッシャーがかかります。すると、
「いつもならしないミスをした」
「焦って混乱して、時間がかかった」
「緊張で頭が真っ白になってしまった」
ということが起こります。
プレッシャーが、ストレスを高めるからです。
ストレスと生産性の関係
ストレスとは一体何でしょうか?
ストレスは「悪いこと」と思われがちですが、実は、ストレスは人間が生きていく上でなくてはならないものです。ストレスを緊張感と捉えると分かり易いでしょう。図を見てください。
①睡眠時など、ストレス(=緊張感)がない時、生産性は低いですよね。
②ストレスが高まるにつれ、生産性が上がってきます。緊張感があった方が、勉強でもスポーツでも高いパフォーマンスを発揮できます。 ③ある程度ストレスが高まると、生産性がピークに達します。
④それ以上ストレスが強くなると、生産性がガクンと下がります。過剰なストレスがかかっている状態です。さらにストレスが強まると、危険です。うつ状態になることもあります。
プレッシャーにやられてしまう人は、④の状態にあります。そのため、ストレスを緩和する必要があります。
頭が真っ白になったRさんは…
高3のRさんは、センター試験で「頭が真っ白」になってしまいました。結果はボロボロ。第一志望の入試は2週間後に迫っています。
「どうすれば本番で力を発揮できるか?」
考えた末、彼女は音楽を変えることにしました。センター試験の朝は「失恋系の音楽」を聴いて行ったため、気分が下がったそうです。そこで、第一志望の入試当日は「好きなメタル系の音楽」を聴いて行くことにしたのです。するとリラックスして入試に臨め、普段の力を発揮でき、結果、第一志望に合格できました。
リラックスで緊張を解く
プレッシャーに強い人は、心が強いと思われがちです。しかし、Rさんがしたことは、音楽を変えただけでした。リラックスできる音楽を聴くことでストレスレベルを下げ、プレッシャーに負けない状態を作り出したのです。
プレッシャーに強くなるために心を鍛えようと思うと、ちょっと大変そうですが、リラックスできる音楽を聴くくらいなら誰でもできそうですね。他にも、リラックスできる方法があれば、取り入れてみるとよいでしょう。
Action
- プレッシャーに強くなるには、ストレスレベルを上手にコントロールしよう!
- テスト前は、リラックスして②のレベルに保とう。テストのプレッシャーで、パフォーマンスの高い③になるはず!