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ケアレスミスを減らすちょっとしたコツ

マナビ☆Navi

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ケアレスミスを減らすちょっとしたコツ

《前回の続き》「ケアレスミスした……」という場合、主な要因は3つあります。

①理解不足、② 練習不足、③ 確認不足

今回は、3つめの「確認不足」によるミスをどうすれば減らせるのか、お話しします。

答えが合えばそれで良し?

Aくんはケアレスミスが多く、自分でも嫌になるほど困っていました。そのため、数学の問題を解いて間違えた時に、ミスを探すのではなく、問題を始めから解き直していました。その方が早いと言うのです。

解き直すことはとても大事なのですが、答えが合えば「それで良し」として次に進んでいました。これでは「何をどのように間違えたのか」がわかりません。

そこで、何をどのように間違えたのかを自分で探し、記録するように促しました。

はじめのうちは、どこでミスしたのかを探すのに時間がかかりました。しかし、自分でミスを探し続けていくと、ミスを素早く見つけられるようになっていきました。何をどのように間違いやすいか、見当がつくようになったのです。

そしてとうとう、問題を解いている最中に、ミスに気づき、その場で直せるようになっていきました!

コツ1:ミスしやすい所は慎重に

ケアレスミスを減らすには、何をどのように間違いやすいのか、自分のクセやミスのパターンを知ることが大事です。それを知れば、ミスしやすい所でスピードを落とし、慎重に取り組むことができます。これだけで、ケアレスミスがぐんと減ります。

コツ2:ミスしやすい所で確認を

また、ミスの傾向がわかれば、どこで何を確認すればよいかわかります。すると、たとえミスをしても、Aくんのように問題を解いている最中にミスに気付き、その場で直せるようになります。

どんなに慎重に取り組んでも、人はミスをするものです。しかしそれに気づければ、結果としてケアレスミスを減らすことができるのです。

コツ3:指さし確認&○○よし!

「確認する」というと、目で見るだけの人がいます。しかし、目で見るだけでなく、指さし確認をすると、とても効果が高まります。

そんな子供っぽいことを、と思う人もいるかもしれません。しかし、これは大人も効果を発揮する方法なのです。

鉄道員が、指さし確認をして「〇〇、よし!」と言っているのを見たことはありませんか?

鉄道総合技術研究所の調査によると、これをするだけで、何もしない時と比べてミスが約1/6に減ります。(図1)

図1

鉄道員のミスは、人の命に係わる事故につながりますから、ミスは許されないのです。恥ずかしいなんて言っていられません。

コツ4:口パクで注意力を高める

同様に、口パクで確認することも大事です。駅員さんの「〇〇、よし」と同じです。「三単現のsは、OK」と口パクで確認するのです。

本来は、声に出したほうが良いのですが、テスト中は声を出せないので、普段から口パクで練習しておきましょう。声に出さなくても、口の動きで脳が意識するので、注意力が高まります。

もしあなたが、ミスを本当に減らしたいと願うなら、子供っぽいと思っても、「指さし&口パク」確認は必須です。それをしなかったことで、受験の合否がわかれたら、悔やんでも悔やみきれないですよね。

まとめ

  • 何をどのように間違えたか記録し、自分の癖やパターンを知ろう!
  • 「指さし&口パク」確認で、脳の注意力を高めよう!

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