「英単語」の効果的な覚え方
単語を覚えられない…
「単語を覚えられない」「覚えても忘れてしまう」「意味が複数あると覚えられない」そんなことはありませんか?僕もそうでした。
今回は、英単語の覚え方のコツを紹介します。
コツ①:身近なことに関連付ける
中2のAくんは、「treasure;宝物」の意味をなかなか覚えられませんでした。しかし、ゲームで「トレジャー・ハンター」という言葉を知っていたので、「トレジャー・ハンターは、何をゲットするの?」と聞くと、「お宝、あ!宝物!」と、頭の中で関連づけられました。
日常的に、カタカナ語として使われているものは覚えやすいですね。しかし、カタカナ語でも、知らないものがありますし、カタカナ語になっていないものもあります。そんな時はどうしましょう?
コツ②:ゴロやこじつけ
Bくんは、「forget;~を忘れる」の意味をすぐに忘れていました。そこで「ボケっとして忘れた?」⇒「ボケっと、忘れた?」⇒「フォゲットforget忘れる」とゴロとこじつけを使いました。すると、その後は忘れずに、思い出すことが出来るようになりました。
ゴロやこじつけも効果的な方法です。
コツ③:意味やイメージを関連付ける
高2のCさんは、単語帳に載っている「赤文字」の意味しか覚えようとしていませんでした。そのため、次のような言葉は、なかなか覚えられずにいました。
slip 名詞 :紙片、伝票 自動詞 :滑る 他動詞 :滑らせる
「スリップ」は日本語でも使われているため、中学生でも「滑る」の意味は知っています。しかし、そこから意味の離れた「紙片」のみを覚えようとすると、無理があります。どうやって覚えたら覚えやすいでしょうか?
slipの本来の意味は「滑る」です。そこで、「滑る」⇒「ペラペラと滑らせて使う伝票」⇒「伝票のような紙片」と意味を関連づけることで、覚えやすくなります。
ペラペラと紙をめくる動作をしながら、「slip;伝票、紙片」「slip;伝票、紙片」と何回か唱えてみてください。動作と意味が一致して、覚えやすくなることでしょう。
コツ④:語源を活用する
では、次の単語はどうでしょうか?
capital 首都、州都、中心地、頭文字、大文字、資本、資産、資本金、力の元、…
どれが中心の意味か分かりにくいですね。そこで、語源を使ってみましょう。
capital 語源:cap=頭 首都⇒州都、中心地。頭文字⇒大文字。 頭=大事なもの ⇒ 資本、資産。 頭=はじめのお金=資本金、元金。
cap=頭と、語源がわかると、理解しやすいですね。ちなみに、capを語源とした単語は、次のようなものがあります。
cap;帽子 captain;頭 ⇒ 長 ⇒ 主将、キャプテン capture;頭をつかむ ⇒ ~を捕らえる ※動物が獲物をつかむときは頭をつかみますね
このように、語源を使うと芋づる式に覚えられます。およそ500語源で約1万語(=英検1級レベル)覚えられるそうです。高校生以上はぜひ活用してみましょう!
記憶力=覚えやすさ×回数
単語にも、覚えやすいものと覚えにくいものがあります。覚えやすいものは1回で覚えられるかもしれませんが、覚えにくいものは、練習回数を増やすしかありません。
上述のコツを取り入れ、覚えやすく、思い出しやすくなったら、残りは何度も練習して、定着させるしかありませんね。
やはり最後は、「コツコツがコツ」です。