「計画⇒実行」をスムーズにする「段取り力」
計画しても実行できない…
「計画を立てたけれど、思うように進まない」
「3日坊主で終わってしまう」
そんな経験はありませんか? 僕もよくありました。というか、今でもあります(苦笑)
なぜ、計画しても実行できないのか?その大きな原因の一つに、次の【 ? 】が抜けていることがよくあります。
計画 ⇒【 ? 】⇒ 実行
計画を実行に移すには、間にもう1ステップ必要です。
それは、「やる気」ではありません。
それは、「時間」でもありません。時間があるのに実行できない人はたくさんいます。
それは、「才能」でもありません。世の中には才能ある怠け者がたくさんいます。お金でも地位でも生まれでも運でもありません。
計画を実行に移すために必要なこと。
それは「段取り」です。
段取りって何?
段取りとは、物事を実行するために必要な準備や手順ことです。計画に似ていますが、計画をもっと具体的に細かくしたものです。
図1のように大まかな計画を立てても、一つ一つのステップが大きいので、実行に移すのが難しくなります。
そういう時は、図2のようにもう少し具体的な小さなステップを入れることで、実行するのが楽になります。
この小さなステップを入れる(=段を取る)ことが段取りです。
段取りが悪いとムダばかり
段取りが悪いと、実行できないばかりではありません。ムダな作業が増え、時間がかかります。ミスも増え、成果も出ません。
例えば、テスト前に早めに計画しても、段取りが悪いために、やろうと思っていたことが終わらないということも起こるでしょう。
A君は、定期テストで80点以上取るための計画を立てました。
「毎日数学を1h勉強して、テスト1週間前に範囲を終わらせ、もう1周問題集をやる!」
翌日、学校帰りに塾に自習に寄りました。「よし頑張ろう!」と思った矢先、教材がない!その日の時間割に数学がなかったのです。
「バッグに数学の問題集を入れる」という段取りがなかったので、計画を実行できなくなってしまったのです。もったいないですね。
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では、どうすれば上手な段取りをできるのでしょうか?
いくつか紹介します。
学習が進む段取り上手のヒント
●やることを小さく分解する
「英語を勉強する」だと大きいので、「英単語10個」「問題集2ページ」のように、もっと小さな塊に分解しましょう。
●時間の大きさで分けておく
15分でできるもの、30分、60分かかるものと大きさで分けておくと取り組む順番を決める時に扱いやすくなります。15分単位がオススメ。
●重要なものから優先して取り組む
重要でないことは省き、大事なことに絞って取り組みましょう。突き詰めれば、これさえできれば段取り上手です!
●教材の使い方・手順を書き出しておく
英単語なら「①発音・意味を確認」「②英語⇒日本語を言える」「③日本語⇒英語を言える」「④日本語⇒英語を書ける」と順番を書き出しておくと迷わす実行できます。万一途中で邪魔が入っても、続きから再開しやすくなります。
●環境を整える
机の上には使う教材・道具だけ出し、配置を決めておきましょう。無駄な動きや探す時間が減り、スムーズに進めるます。よく使うものほど、取り出しやすい場所に配置しましょう。
●段取りを確認しながら進める
段取りは見える場所に貼るか、すぐ見える場所において、確認しながら進めましょう。道で段差があるとき、確認しながら進みますよね。つまずかなくて済みます。