どうなる入試? 今週末、緊急事態宣言か?!
首相、「緊急事態宣言の検討に入る」と表明
1月4日午前の会見で、菅総理は「緊急事態宣言の検討に入る」と表明しました。
このニュースを聞き、不安を覚えた受験生も多いのではないかと思います。
「受験はどうなるの?」
「来週末の共通テストはどうなるの?」
不安に駆られ、目の前の学習に集中できないことが最も大きなリスクとなりますので、いくつかの情報と大事なことをお伝えしたいと思います。
共通テストは実施予定
萩生田文科相は、今までの記者会見などで、仮に緊急事態宣言が出た場合でも共通テストは実施する考えを示してきました。
(参考:萩生田光一文部科学大臣記者会見録 2020/12/18)
また、次のような記事も出ています。
「緊急事態宣言が出ても、感染者が今以上に増えても、共通テストは必ずやりきる」。文部科学省の幹部は4日、そう強調した。
(朝日新聞デジタル、2021/1/4)
これらの情報から、緊急事態宣言が発令されても、共通テストは実施されることでしょう。
受験生は、入試があることを前提に、目の前の学習に集中して取り組んでいきましょう。
受験生が避けるべき「最も大きなリスク」
コロナの感染リスクを避けるのは当然ですが、次の事は受験生が避けるべき最も大きなリスクです。
「コロナや受験の不安で、目の前の学習に集中できない」
志望校に合格するには、「学力」と「本番力」が必要です。
しかし、目の前の学習に集中できなければ、学力は向上しません。
また、不安を抱えたまま本番を迎えると、実力を発揮できなくなってしまいます。
入試を考えた時、この不安による学力の低迷、本番力の欠如が最も大きなリスクです。
そうならないように、以下の事に気を付けて入試を迎えられるようにしていきましょう。
不安リスクを回避するヒント
1)憶測や不平不満の声には耳をふさぐ
これから、様々な情報や憶測、不平不満の声を聞くことになるでしょう。
TVから流れてくる情報を受け身で聞いていると、不安が増してくるかもしれません。
また、ネットに上げられた匿名の声を聞いていると、不満が募ったり、心が落ち着かなくなってくるかもしれません。
TVからの情報は受け身で聞いてしまうので、できるだけ視聴しないことをお勧めします。
また、ネット上の匿名の声は、絶対に見ないようにしましょう。
2)必要な情報だけ確認する
コロナの動向を適切に知り、入試情報を確認することは大事です。
入試日程の変更や注意事項が増えるかもしれません。
そのため、必要な情報は自分から取り行くようにしましょう。
2~3日1回、受験する学校のHPは確認するようにしましょう。
受験校の入試情報SNSに登録しておくと、調べる手間も省けるかもしれません。
3)入試は公正に行われるので、むやみに心配しない
TVやネット上の不平不満を聞いていると、「公正に行われないのでは」と心が乱されがちですが、入試は公正に行われます。
たとえ入試の日時が変更されても、追試験を受けることになっても、入試は公正に行われます。
あなただけ、特別難しい問題を解かされるわけではありません。
あなただけ、試験時間を短縮されることはありません。
あなただけ、ソーシャルディスタンスで席が足りないので「バランスボールに座って受験してください」と言われることはありません。
入試は公正に行われます。安心してやるべきことに集中しましょう。
4)最高を望み、最悪を想定する
とは言え、人間の考えること、やることなすことは完璧とはいかないので、悪いことは起こりえます。
- 隣の受験生が「気持ち悪い」と途中退席するかもしれません。
⇒ たとえコロナでも、その試験時間に感染&発症することはありません。非接触ですし。
- 隣の受験生の貧乏ゆすりが止まらないかもしれません。
⇒ その時は、黙って手を挙げ、試験官に伝えましょう。入試アルアルです。
- 自分が、体調不良になることだってあり得ます。
⇒ コロナ感染ではなく、ただの体調不良でも、追試験を受けられるのだから、むしろ例年より幸運です。
このように、悪いことが起こっても対処できるよう、最悪を想定しておきましょう。
対応も考えておけば、落ち着いて入試を受けることができます。
また、最悪の事ばかり考えていると気が滅入ってしまうので、自分が最高のパフォーマンスを発揮している状態をイメージして入試に臨むといいですね。
スポーツの世界でイメージトレーニングの効果が明らかなように、入試も本番力を必要とする以上、自分の最高をイメージしておくことは大事です。
最高を望み、最悪を想定する。
すると、リスクが減り、パフォーマンスが高まるのでオススメです。
受験生、応援しています!