習熟度を高める「学習の4ステップ」
「授業はわかるけれど、一人ではできない」
「普段はできるのに、テストになると…」
「少し経つと、忘れてしまう…」
そんな方にとても参考になる「学習の4ステップ」を紹介します。
「学習の4ステップ」
何か知識や技能を習得するまでに、4つのステップがあることをご存知ですか?(下図)
学習効果の高い人は、一つ一つの知識や技能を、第3・第4ステップまで高めています。
ところが、学習効果が低く、頑張っている割に成果が出ていない人は、第1・第2ステップでやめてしまっています。
ですから、この学習の4ステップを理解し、第3・第4ステップまで知識や技能を高めていけば、誰でも学習効果を高めることができます。
わかる
第1ステップは「わかる」です。まずは「知らない・わからない」状態から、知る・理解することが必要です。 ここで大切なことは、自分が理解している所から学び、「わかる」を増やしていくことです。
できる
プロ野球選手に、ヒットのコツを教わったとして、急に打てるようになるでしょうか?練習しないと打てるようにならないですよね。
「わかった」からといって、「できる」わけではありません。ですから、次は「できる」まで自分でやってみることが大切です。
この段階は「意識すればできる」レベルです。頑張っている子は、解き直しをして、自分一人でできるまでやります。
ところが、この段階では、あまり成果に結びつきません。そこで、次の段階が重要です。
スラスラできる ←重要!
ここで質問です。かけ算九九「3×8は?」
即答で「24」と出ますよね。
ここを、「うーんと、3が8つあるから、3,6,9、…24!」と答えているようでは、かけ算九九を習得したとは言えません。 同じように、何かを習得したければ、九九のように「スラスラできる」レベルまで練習する必要があります。
お気づきのように、このステップは少し大変です。しかし「スラスラできる」レベルまで達すれば、大抵のことは忘れませんし、時間もかからずミスも減ります。良いことづくしで成果に結びつきます。
説明できる
ステップ3までくれば、かなり成果が出る状態ですが、さらにその上があります。
ステップ4は「説明できる」です。
意識せずに「スラスラできる」し、知らない・分からない人に「教えられる」レベルです。
「教える人が、一番学ぶ」と言われます。学んでできるようになったら、ぜひ人に説明してみてください。説明するほど、自分が学べます。
以上、「学習の4ステップ」(「①わかる」「②できる」「③スラスラできる」「④説明できる」)を紹介しました。
「テストになるとできない」「少し経つと、忘れてしまう」という人は、是非「学習の4ステップ」を活用して、夏休みの学びを充実したものにしていきましょう♪
この記事を書いた人
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〔好きな言葉〕 「意志あるところに道はある」
〔嫌いな言葉〕 「どうせムリ」
〔尊敬する人〕 P.F.ドラッカー、上杉鷹山、自分にチャレンジする子供たち、他
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